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どっかで聴いた話 Act2
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「じゃあ お願いします」

静かに女は言った。
その声を合図に静かな森の中で静かに作業が始まった。
男は注射を打ち、刃物を使い、
先にクリップのついた棒で静かに開き、

ゴン と、

暫くして足が。


元気に歩いていく少年の背中を見つめながら女は男に言った。

「次は腕、その次は臓器、目…臓器は機械で代用できるでしょう。
まだ大丈夫」

男は眉間に皺を寄せ黙って着替えている。
そんな男の背中に女は静かな笑顔を向けた。


その次も、また次も人はやって来た。
段々女の口数も減り、
男の作業も より早くより的確 になっていった。


綺麗な夕日が沈む。


そしてそうして過ぎていったある日。


「これで、




 

 

 

 

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