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時間論
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"時間が過ぎるのを早く感じる"
"時が経つのは早いものだ"
時間はこうして流れ行くもの、経過するモノと良く形容される。
しかし僕は過ぎるものじゃなくて溜まって行くものなのだと思う。
残り何時間と言うのはゼロになるリミットではなく、
決まった定量に達するリミットだと思うのだ。
平等に与えられたモノだと皆言うけれど、
実際は初めは空っぽでそこに段々溜まっていくのだと思う。
どんなモノにも全て時間の器があってそれが一杯になるとそのモノは壊れて行く。
入れ物の形は逆ピラミッド型。
1秒10秒100秒万秒、ん憶って増えていく時間をそこに受け止めていく。
降って溜まるのは時間だけではなく想い、記憶と言った情報もそれこそ滝の様に常に降り注ぐ。
大人になって小難しくなるのは時間が溜まれば溜まる程、
ピラミッドの底辺の面積が増えて受け止める時間と中身のキャパが増えるから。
その代わり子供の頃に見えていた物事の真中…
ピラミッドで言う頂点が面積に隠れて見えなくなっていくから
時間に混ざって入ってくるそう言った ここでは純粋な時間の成分ではない"不純物"とする。
"時間が経つのが早く感じる"のは同じ時間の中に多量の不純物が混ざっているから。
"時間を遅く感じる"自らが周りからの不純物をカットし純粋な時間の重みのみを感じるから。
よく寿命を数値に例えて カウンターみたいにだんだん減っていく描写もあるけれど、
実際には0から始まって増えていくだけ。重みに耐え切れなくなった入れ物は壊れるだけ。
だから"時の経過"の経過はここでは経加と読んでもいいのかなと思った。
こうしてタイピングしてカタカタ無駄な駄文を書きながらも、
きっと意識的には計る事の出来ない程細かい単位でどんどん器に時間が溜まっていく。
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